人材系に行った人のお話

2007年02月20日

数年前から注目され、最近でも根強い人気の人材系。

リクルート系の会社やインテリジェンスなど大手人材会社、小さいけど急成長の会社など色々あります。リンクアンドモチベーションやワイキューブなどが今は人気ですね。

実際にこうした会社に入社していった知人もいますが。筆者が新卒採用をしている中で実際にこうした人材会社の営業の方とお会いしたこともあるので、その辺の話も交えながら。

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■就職活動

とにかくアグレッシブという印象です。
笑顔、元気、挨拶、の三拍子は少なくとも揃っている気がします(これは実際の社員も同様)。

基本的に「人」が好きな人たちなので、すぐ友達になれる人が多いです。
外資系・ベンチャーや日系大企業とはまた違う毛色の集団。

就職活動自体は、色んな会社を見て回って決める、というケースが多いように感じます。人材系に行った筆者の知人は全員そうでした。

また、東大生で外資コンサルを受けるような人たちが、悩みに悩んで、最後は「人」を決め手に人材系に行くという例もいくつか知っています。
それだけ「人」というテーマは魅力なのかもしれません。


■入社後

不思議とこれらの会社には楽しそうに仕事をしている人が多いです。
営業をしている人が大半ですが、特に苦にもしていない印象を受けます。

もちろん、苦労している部分を筆者が知らないだけの可能性もありますし、会社によってはあまり楽しくなさそうなところもあります。
ですが、他の業界に比べると圧倒的に楽しそうな雰囲気があります。


■実態

さて、ここからは採用担当者の視点から見た人材会社です。

●採用コンサルティングには何も期待していない

企業と学生のマッチングなどを謳って、採用コンサルをしますという会社は非常に多いです。
が、そうした会社の営業トークを聞いても、何も役に立つ気がしません。

パッケージングされたソリューションを無理やり売ろうとしている印象を受けます。
そうしたパッケージングには、企業の採用力とか狙うべき学生とかがマトリックスなりチャートなりで分析できるようになっていて、あなたの会社はこうですと言われます。

こちらからすると全くもって意味が分からないのが本音です。

コンサルティングサービスはクライアントに対して個別生産されるべきものだと筆者は定義しています。
それをパッケージングされたツールで、どの会社にも等しく適用されると何だかなぁという気持ちになります。

まだ採用ノウハウを全く知らない中小企業であれば役に立つかもしれませんが、少しでも自社に合った学生を採ろうと試行錯誤している会社にとってはあまり役に立たないものだと考えています。


●媒体は利用できる

人材会社は大体、就職サイトや雑誌・イベントなど何らかの採用媒体を持っています。

こちらは非常に役に立ちます。
(採用媒体は、人材会社に関係なく、知名度と集まる学生の質で費用対効果が図れるため)

そのため、採用に熱心な会社は、こうした採用媒体の業者として人材会社を利用しています。


●やりたいことはできてる?

「人」が好きで、「人」をビジネスにしようと人材系に入る人は多いです。

ところが、本当の意味で「人」の就職を支援したり、組織をより良くしていけるような仕事はなかなかありません。
企業の採用活動の補助業務(「この採用サイトはどうですか?」とか「このイベントならこういう学生が来ますよ」とか)に留まってしまっているのが実情です。

就職サイトや就職イベントを自社で開催して、そこに企業と学生を集める、というレベルのマッチングしか出来ていないのです。

少なくとも企業側はそういう認識でいます。

また、人材ビジネスは既に業界内の住み分けや仕組みが出来上がってしまっているため、なかなか風穴を空けるのも難しくなっています。


以上。

少し辛辣になってしまいましたが、「人」をビジネスにするというのは非常に面白いことですし、可能性もまだまだあるはずなので、挑戦したい人はぜひ業界に風穴を空けてください。期待しています。

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